シズル
思わず食べたくなるような、ジューシーなシズルを創ります。
新しい切り口を探し、見せる方法を考え、プランナー、デザイナー、監督、カメラマンの皆さんと一緒に創ります。
辞書を引くと、じゅーっと言う音。(擬音)・・・と書いてあります。
今、私たち、広告の世界で使われているシズルと言う言葉は、この英語を語源としているのではないでしょうか。
美味しさを表現すること、出来上がった料理だけではありません。作る行程、素材、より良く、深く、おいしそうに伝えるためのイメージカット。シズル、シズルカット。
シズルプランナー
私は、その美味しさを見つけ、つくる係。
ターゲットを見つめ、いろいろな切り口を探し、可能性をさぐり、テストをし、現場でつくる。
ごぞんじですね、具が多い・大きい・美味しい!あのラーメンです。毎月発売される、料理アイテムに対応したシズル。
〈ワンタン麺の場合〉
皮・・・透きとおり、つるっとしていて、弾力もある
具・・・肉、野菜たっぷり、ジューシー。
皮は、粉と水で作る。ワンタンは餃子と違って、大きく伸ばし、切る。逆光の中、たくさんの粉の上に、積み重ねられるようにはらはらと落ちてくるのはどうか?舞い上がる粉、踊る皮、光をひろって透けて見えたら!具は、具は・・・えーと、皮が白だから、赤いひき肉の上に、ニラの緑を、ばっさり放り込むのはどうか?たっぷりの湯の中で、ワンタンが茹で上がり透明になっていく。一番綺麗に見えるぬけ(バック)は、白?黒?網の上?湯も踊る?
今まで、触って、見てきたデータを拾い集め、考え、テストをし、プランナー、監督、スタッフと話し合い、撮影する。
楽しく、苦しく、良い仕事です。 |
S&B本生生わさび
永谷園 えりんぎ玉子
日清具多「絶品」編 |